2007年04月

Water Management for Baby Calves (Page 1, Page 2, Page 3)
Above Avaerage Reproductive Performance
Larger Special Needs Pens Prevents Health Problems


より広い特別用途ペンが健康問題を予防する

特別用途ペンというのは以下の4種類です:

1 クローズアップペン
2 妊娠牛ペン
3 分娩直後牛ペン
4 病気牛ペン

酪農家はこれらのペンを設計・建設して、それぞれの牛をそれぞれのペンに移動させています。問題なのは、牛がいつでも同じ割合で妊娠したり出産したりするわけではないということです。夏場は暑く、飼養効率も悪く、健康状態も落ち気味であり、妊娠する牛は少なくなります。その反動を受けるかのように9月、10月、11月と妊娠する牛が増加します。こういう状況になると、どの特別用途ペンも非常に過密状態に陥りがちです。
クローズアップペンや分娩直後牛ペンでは過密が良くないことは酪農家は良く知っています。しかし、1年の特定の時期だけ出産が増加するという現実に何とか対処しなくてはならないのです。

ウィスコンシン大学の獣医師Dr. Ken Nordlundらは密飼いの影響を調べる研究を行っており、移動のペン内での牛達の争いや過密化による影響を調査してきました。余剰のクローズアップ牛を入れるためのペンをもう一つ作った酪農かもいると、彼は言っています。新しいペンを用意することで2つのペンが完全に独立していて、新しいペンも最初のペンと同様の方法で管理できます。少数ながら、泌乳後期用のペンのスペースを少し削って、そのスペースをクロースアップ牛用ペンとして拡げている酪農家もいます。しかし、大半の酪農家はどのペンもいくらか過密気味のまま何もすることができず、通常以上の分娩直後の牛を何とかしようとしています。

この問題を解決する最良の方法は、普通想定できる分娩直後の牛の数の2倍の頭数を収容できるような大きい特別用途ペンを建てることです。こうすることで、どのペンでも密飼いを予防でき、恐らく1年を通して乾物摂取量を増加させることができます。

新たに農場を建設する際に特別用途ペンを通常の2倍のサイズで作ると、牛1頭当たりのコストが60ドル増加するということが研究で示されています。Dr. Nordlundは通常より2倍大きな特別用途ペンを建てるのにかかる余計な60ドルは、1年で元を取れるだろう話しています。これが通常より多い分娩直後の牛の数を管理する最も納得できる方法だと思います。アニマルウェルフェアの面から考えても良い事です。私達獣医師は、酪農家に話をするときは、経済的に収入が増えるということではなく、まずは牛達のウェルフェアを改善できるということを最初に伝えなければいけません。

ウィットモア先生のコメント

Dr. Nordlundの研究室では長年、酪農場における問題のフィールド調査を行っています。かつては分娩後に健康問題を起こす第一危険因子として栄養管理における問題を診断していました。しかし、今日では第一危険因子は変わったと考えており、今では、特別ペンを頻繁に行き来することが主な問題であると信じているのです。研究報告を読むと、ペンを移動してからの2日間がもっとも頻繁に牛達の間で争いが起きとしています。新しいペンへ移動させられると、牛達はその中で新たに順位を決めるために争います。そのため、移動後、最低2日間は飼料摂取量が減少してしまいます。

このことに関して、Dr. Nordlundは2006年9月のAABP抄録集に論文を発表しています(36〜42頁掲載)。2006年5月号の私のNewsletterも参考にしてください。非常に重要な情報だと思います。もちろん、特別用途ペンを2倍のサイズにすることは費用対効果にも見合っていると思います。

私個人の意見としては、クローズアップペンや分娩直後の牛ペンにフリーストールスペースや飼料台スペースを増やす程、牛達の摂食量も増えると思います。時々、出産前後それぞれ21日間は大型の(隣接する)個別ペンが必要なのではないかと感じることがあります。個別のペンに入れられれば、この重要な時期に争いに巻き込まれることも、順位でもめることもありません。この研究をした人は誰もいませんが、費用対効果が良い事が証明できると思っています。

妊娠した大型のホルスタインには、クローズアップペンのフリーストールは48インチ(約1.2m)幅ではなく、54インチ(約1.4m)幅にすべきだということも周知の事実です。ある研究によると、特別用途ペンに砂を敷き詰めた大型のフリーストールは、その他のストールに比べて、非常に優れた結果をもたらすと言われています。

News Letter from Dr. Whitmore, 2007年04月 No.3


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