2007年10月,

Here Comes Another Dairy Revolution (Page 1, Page 2)
A New Blood Test for Pregnancy in Dairy Cattle (Page 1, Page 2)
Current and Future Price of Milk in the USA


酪農にまた改革が起こる

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ウィットモア先生のコメント

LPCV牛舎をGoogleで検索してみてください。私が検索したときは20以上の記事とたくさんの写真が見つかりました。写真を見れば、どのようにこの牛舎が機能するのか、理解できるでしょう。また、Hoard’s Dairyman2007年5月25日号の378ページにはLPCV牛舎がわかりやすく解説されています。

私は最近、サウスダコタにある新しい8列のLPCV牛舎を見に行ってきました。空気冷却と牛舎内の空気の質には感銘を受けました。冬に暖かく、空気が新鮮な牛舎内で働くことがどんなに快適か、経営者が教えてくれました。

Hill Top農場の自然換気牛舎は外気温よりたった5〜8°F(約2.8度〜4.4℃)高いだけでした。つまり、冬場に1)妊娠検査、2)人工授精、3)出産、4)新生子牛の加温と乾燥、5)初乳の給与、6)ワクチネーションおよび治療、といったことを行なうことは非常に苦痛を伴うことだったのです。同じ仕事内容であっても、寒いと30〜40%作業時間が増えます。LPCV牛舎にすることでこの労働上の重要な問題が解決できるだけでなく、牛の深部体温を通常範囲内に留めさせることができるのです。牛が体温を保つためにエネルギーが無駄に消費されることがないのです。

LPCV牛舎では蒸発パッドを使用することで主に牛を冷やします。パッドに使用する水は大きな地下タンクに保存され、冷却・再利用されています。Hill Top農場では牛を散水と換気扇で冷やしていました。しかし、水の再利用ができないので、使用する水が非常に大量になります。全ての水は最終的にラグーンに落ちます。ですから、この水を入れるためにラグーンは30%大きくなくてはいけませんし、ラグーンから水を排出するためにもっと余計にお金がかかるのです。これらはLPCV牛舎の2大利点と言えます。

この牛舎はどれくらい広くできるでしょうか?使われ始めてからまだ2年ですから、何ともいえません。24列の牛舎がミネソタにあり、幅が512フィート(約156m)あるということは知られています。6,000頭の牛が入る16列の牛舎がアイオワ州で建設中です。冬が厳しい州ではLPCV牛舎に対し大きな興味を示しています。

LPCV牛舎にはカーテンが1枚だけでそのカーテンは夏場には開けられますが、冬場はほとんど閉められています。サーモスタットと換気扇で舎内の温度を調節しています。Hill Top農場では両サイドについたカーテンをいつも上げたり下げたりしていました。保守管理し、上げ下げするカーテンが少なくて済むこともまた利点と言えるでしょう。
LPCV牛舎をトンネル換気牛舎と混同しないでください。トンネル換気牛舎では長い筒に空気を吹き込むように空気を取り入れ、逆側から吹き出るようになっています。(Hoard's Dairymanの2007年5月25日号403ページをご覧ください)トンネル換気の場合、縦に換気をしていることになります。トンネル換気でもバッフル板を使用しようとしていますが、飼料給餌や掃除、牛が横たわる際に邪魔になってしまうのです。LPCV牛舎では縦にバッフルをつけていますから、従業員が仕事をするのに邪魔になることはありません。

獣医師はLPCV牛舎、砂の牛床、砂沈殿水路の使用を提言すべきだと思います。そうすれば、夏でも冬でも牛は快適に過ごせるし、健康にもなるでしょう。LPCV牛舎は米国の新トレンドになるでしょう。日本でも上手くいくと思います。もし日本にLPCV牛舎があったら教えてください。何か質問かコメントがあれば、共立製薬か筆者(hwhitmor@uiuc.edu.)までメールを送ってください。

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News Letter from Dr. Whitmore, 2007年10月 No.1-2


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