Reported by S. Matsumoto & N. Yokoo

10月26日

いよいよ今日が最終日、1軒目は繁殖検診でブル (種牡牛) がいるので、鑑定だけでなく妊娠日数を告知しなければならない。ちょっととまどう。2軒目は昨日の術後治療で経過は良好。3軒目は乳房炎 (大腸菌性) で高張生食、Ca剤による治療。4軒目は繁殖検診で100頭規模のパイプラインで50頭くらい直検。その後除角、肺炎治療、去勢などをこなす。5軒目レッドアンガスのワクチン接種、なかなかの野獣ぶりで突き飛ばされそうになる。あっという間にもう夕方、クリニックのスタッフの方々にあいさつして、ホテルまで送っていただいた。今回の実習で40〜60頭規模の農家では個体診療はとても重要であること、繁殖検診は金になる (PM:プロダクションメディスンのなかで一番活躍) ことの2点を実感できた。クリニックの5名の獣医師は検診 (飼料計算も含む) 、個体診療、手術と得意な分野でおおざっぱに分けられており (でもシステム化されている) 、業務は合理的にかつスムーズに行われていた。衛生面でちょっと気になる点はあったが彼らに言わせれば“ノープロブレム!”だそうだ。米国から入ってくるフリーストール、PM、個体診療は時代遅れ!という情報が氾濫する中で、今回の実習が体験できて、自分の診療 (仕事) の方向を決めることができた。またホームステイさせていただいたDr.Jim夫妻を初めクリニックのメンバーによくしていただき、実習は思い出深いものとなった。またDr.Jimの根性の固まりのような診療姿勢には感銘した。ほんとうによい研修ができ、今回のセミナーを企画し、お世話していただいた、Dr.Whitmore夫妻、共立商事、畳先生、後藤先生に深く感謝しております。

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